ヤスダ タカシ   YASUDA TAKASHI
  安田 隆
   所属   医学部医学科 腎臓・高血圧内科
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 軽症IgA腎症長期経過における腎機能悪化/臨床的寛解予測因子の検討.
会議名 第58回日本腎臓学会学術総会
主催者 日本腎臓学会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎清水 昭博, 川村 哲也, 宮崎 陽一, 小此木 英男, 小池 健太郎, 小倉 誠, 堀越 哲, 鈴木 祐介, 安田 隆, 白井 小百合, 遠藤 正之, 柴田 孝則, 服部 元史, 秋岡 祐子, 片渕 律子, 城 謙輔, 横尾 隆, 富野 康日己
発表年月日 2015/06/05
開催地
(都市, 国名)
名古屋市
学会抄録 日本腎臓学会誌 57(3),515 2015
概要 【背景】腎生検時において臨床的に軽症なIgA腎症症例の長期臨床経過は、我が国での実態は不明である。【対象・方法】「IgA腎症の腎病理所見と予後の関連に関する後ろ向き多施設共同研究」に登録された287症例のうち、尿蛋白0.5g/日または0.5g/gCr未満、かつeGFR60以上の73例を対象とした。最終観察時の、腎機能悪化{Cr1.5倍化 かつ/または 高度尿蛋白[尿蛋白≧1.0g/日または(3+)以上]}、臨床的寛解[尿蛋白0.3g/日未満または(−)〜(±)、かつ尿中赤血球<5/HPFまたは尿潜血(−)〜(±)]と関連する予後予測因子の解析を行った。【結果】観察期間中央値10(5〜24)年で、腎機能悪化は21例(29%)に認め、単変量解析で男性、RAS阻害薬内服歴、間質線維化が有意に関連したが、多変量解析では男性のみが選択された。臨床的寛解は32例(44%)にみられ、予測因子として年齢および管内細胞増多がない事が抽出された。【結論】腎生検時の軽症IgA腎症では、背景因子の解析が予後予測に有用と考えられた。