イマイ ナオヒコ   IMAI NAOHIKO
  今井直彦
   所属   医学部医学科 腎臓・高血圧内科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル 大腿静脈非カフ型カテーテル留置による牽引性下腹壁動脈出血を来した一例.
会議名 第45回日本腎臓学会東部学術集会
主催者 日本腎臓学会
学会区分 地方会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎町田 慎治,松井 勝臣,大石 大輔,今井 直彦,白井 小百合,柴垣 有吾
発表年月日 2015/10/02
開催地
(都市, 国名)
東京都
概要 症例は60歳女性。乳癌、骨・肝転移に対し化学療法中。4月28日より無尿を認め、当科コンサルト。急性腎不全の診断で入院。入院時、血小板減少症(3万/μL)を認めていた。化学療法に伴う腎性腎不全と判断。5月1日、右大腿静脈よりカテーテル留置し血液透析を行う方針とした。非カフ型トリプルルーメンカテーテル(Argyleヘモフィルトレーションカテーテル 12Fr 25cm)を用いた。挿入はUSガイド下に行い、ガイドワイヤ・ダイレーター・カテーテル共に抵抗なく挿入できた。しかし挿入直後から下腹部痛を訴え、腹部造影CTにて挿入部より中枢の右大腿動脈側枝に血管外漏出を認め、後腹膜に血腫を認めた。カテーテル穿刺部から出血点は離れているが、カテーテル挿入に伴う動脈性出血と判断し、緊急IVR施行。選択的血管造影では右下腹壁動脈からの出血と診断しコイル塞栓で止血。血管造影所見からは静脈内のカテーテルの真下に下腹壁動脈の出血を認め、静脈内カテーテルでの動脈牽引による出血と考えた。出血素因を合併する症例では大腿静脈からの穿刺を行うことが多いが、今回のような合併症を来たす可能性も考慮する必要があり、文献的な考察も含め症例を提示する。