ホシノ セイコ   HOSHINO SEIKO
  星野誠子
   所属   医学部医学科 解剖学(機能組織)
   職種   研究技術員
言語種別 日本語
発表タイトル 老化促進モデルマウスSAMP8における習慣的走運動の腎臓への影響
会議名 第68回日本腎臓学会学術総会
主催者 東京大学大学院医学研究科
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者井上 一歩、星野 誠子、片山 きみえ、浅野 純子、赤木 崇将、大畑 敬一、菅谷 健、木村 健二郎、柴垣 有吾、池森 敦子
発表年月日 2025/06/20
国名 日本
開催地
(都市, 国名)
横浜市
開催期間 2025/06/20~2025/06/21
学会抄録 日本腎臓学会誌 67(4),474 2025
概要 老化促進モデル(SAMP8)マウスを使用し、習慣的走運動の腎臓への影響を検討した。30週齢のSAMP8マウスにトレッドミル運動を10週間実施した(Old-Ex群)。コントロールは非運動群(Old-Cont群)と若齢(8-10週齢)のSAMP8マウス(Young-Cont群)とした。腎機能は3群で同程度であった。PAS染色で評価した腎組織では、Old-Cont群とOld-Ex群で、Young-Cont群と比較し有意に尿細管空胞の増加が認められたが、Old-Cont群とOld-Ex群は同程度であった。オートファジー関連蛋白(LC3II/I)の発現は、Old-Cont群とOld-Ex群で、Young-Cont群と比較し有意に高値であったが、Old-Cont群とOld-Ex群は同程度であった。腎Mcp-1 mRNA発現、腎間質マクロファージ浸潤、腎線維化(Type IIIコラーゲン)が、Young-Cont群と比べ、Old-Cont群で有意に高値であったが、それらはOld-Ex群で有意に抑制された。周皮細胞マーカー(NG2)発現については、Old-Cont群は、Young-Cont群より有意に高値を示したが、Old-Ex群では有意に増加が抑制された。以上より、習慣的走運動がSAMP8の腎臓に好影響をもたらしたことから、走運動は加齢腎の進行を抑制する事が示唆された。