イケモリ アツコ   IKEMORI ATSUKO
  池森敦子
   所属   医学部医学科 解剖学(機能組織)
   職種   主任教授
言語種別 日本語
発表タイトル 2型糖尿病におけるSGLT2阻害薬Empagliflozinと習慣的走運動の併用によるサルコペニア抑制効果の検討
会議名 第67回日本糖尿病学会年次学術集会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者〇井上一歩, 中村俊浩, 小倉裕司, 星野誠子, 片山きみえ, 浅野純子, 渡邉詩香, 永井義夫, 木村健二郎, 柴垣有吾, 池森敦子
発表年月日 2024/05/18
国名 日本
開催地
(都市, 国名)
東京都
開催期間 2024/05/17~2024/05/19
学会抄録 第67回日本糖尿病学会年次学術集会 67,s219 2024
概要 サルコペニアを伴う肥満2型糖尿病モデル動物(SDT fattyラット)を使用し,SGLT2阻害薬Empagliflozin(EMPA)の骨格筋への影響とトレッドミルを使用した習慣的走運動をEMPAと併用した場合の骨格筋への効果を検討した.8週齢SDT fattyラットを無処置群,運動群,EMPA投与群,EMPA投与+運動群の4群に分け,16週齢に長趾伸筋(E筋),ヒラメ筋(S筋)を摘出した.その結果,EMPAは体重補正したE筋,S筋の筋量を減少させたが,筋力や筋線維横断面積を低下させず,EMPAの骨格筋萎縮への影響は限定的であった.一方で,EMPAと運動の併用では,血糖や体重非依存的に筋線維横断面積の増加,骨格筋蛋白分解系シグナルの抑制,糖の取り込みに関連する分子の増加,ミトコンドリアの生合成や機能の維持が認められ,骨格筋への好影響が確認されたことから,肥満2型糖尿病に伴うサルコペニアを軽減する可能性が示された.