研究者情報 | |
ヨシダ アツヒロ
YOSHIDA ATSUHIRO 吉田篤弘 所属 医学部医学科 整形外科学 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | MRI所見は特発性脊髄硬膜外血腫の重症度を反映するか? |
会議名 | 第57回日本脊髄障害医学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎友近顕, 赤澤努, 吉田篤弘, 梅原亮, 上野純, 鳥居良昭, 仁木久照 |
発表年月日 | 2022/11/17 |
開催地 (都市, 国名) | 神奈川県横浜市 |
概要 | 【目的】
MRI所見が特発性脊髄硬膜外血腫の重症度を反映しているか検証すること. 【方法】 対象は2011年4月から2022年3月までに入院加療した特発性脊髄硬膜外血腫患者23名(手術群9名、保存群14名、平均年齢74歳).初診時MRIにて, 最も血腫面積の大きい椎間の水平断における血腫脊柱管占拠率=血腫面積/脊柱管面積(Spinal canal occupancy of hematoma以下SOH), 最も硬膜面積の小さい椎間の水平断面における硬膜圧迫度=(脊柱管面積-硬膜面積)/脊柱管面積(Dural compression degree以下DCD)を計測した.初診時と退院時の重症度(Frankel分類)を評価し, SOHおよびDCDとの相関を求めた.統計にはSpearmanの順位和相関係数を使用した. 【結果】 初診時重症度との相関係数は, SOH: 0.409, DCD: 0.469であった.退院時重症度との相関係数は手術群ではSOH: 0.137, DCD: 0.365, 保存群ではSOH: 0.707, DCD: 0.638であった. 【結論】 初診時MRIの血腫脊柱管占拠率・硬膜圧迫度は、初診時の麻痺の重症度を反映し、保存例の麻痺改善の見込みを推定できる可能性がある. |