研究者情報 | |
オオハタ ケイイチ
OHATA KEIICHI 大畑敬一 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 研究員 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 加齢腎における腎低酸素と尿中L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)の関連 |
会議名 | 第64回日本腎臓学会学術総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | 藤田陽子、菅谷健、大畑敬一、井上一歩、星野誠子、木村健二郎、柴垣有吾、池森敦子 |
発表年月日 | 2021/06/18 |
開催地 (都市, 国名) | 神奈川県横浜市 |
概要 | 【緒言】高齢の末期腎不全患者が増加する現状において、加齢に伴う腎組織変化を簡便にモニタリングできるマーカーは重要である。加齢腎は、動脈硬化による腎臓の低酸素により発症・進行することから、本研究では、加齢に伴う腎低酸素と尿細管マーカーである尿中L-FABPの関連を高齢ヒトL-FABP染色体遺伝子導入(Tg)マウスを使用し検討した。
【方法】26か月齢Tgマウスとコントロールとして若年(6か月齢)Tgマウスを使用し、採尿および腎臓摘出を行った。腎間質炎症・線維化程度、HIF-1発現を評価した。 【結果】26か月齢Tgマウスでは、6か月齢Tgマウスと比較し、有意な尿中L-FABP増加、炎症性サイトカイン(MCP-1, TNF-)発現の増加、腎間質線維化、腎HIF-1発現増加を認めた。尿中L-FABPは、腎間質線維化の程度、腎HIF-1;発現と有意な相関を示した。 【結論】尿中L-FABPは、加齢に伴う腎低酸素の程度を反映することから、加齢腎のモニタリングに有用である可能性が示された。 |