研究者情報 | |
コイヅカ イズミ
KOIZUKA IZUMI 肥塚 泉 所属 医学部医学科 耳鼻咽喉科学 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | Philips社製Ingeniaを用いたGd造影MRIによる内リンパ水腫可視化の試み |
会議名 | 第79回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会 |
主催者 | 室伏利久 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎中村 学, 岩武桜子, 久保佑介, 笹野恭之, 荒井光太郎, 四戸達也, 佐藤卓夫, 瀬尾 徹, 山田隆之, 肥塚 泉 |
発表年月日 | 2020/11/27 |
開催地 (都市, 国名) | 新横浜 |
学会抄録 | Equilibrium Research 79(5),461 2020 |
概要 | 2007年のNakashimaらのGd鼓室内注入後のMRIによる内リンパ水腫の可視化の報告は、
メニエール病の診療における一つのbreakthroughとなった。今日では、通常量のGd静 脈後のMRIによる内リンパ水腫の可視化は一般化し、多くの施設で広く実施されるよ うなってきた。しかし、この検査の実施のためには、Siemens社製の3Tの装置が必要 である。当院では、Philips製のIngeniaが導入されているので、これまで内リンパ水 腫の可視化は不可能であった。今回、当院の装置を用いた、Gd造影MRIによる内リン パ水腫の可視化の可能について検討した。<BR>AttyeらによるPhilips社製の3T機種を 用いた報告を改変し、Gd静脈注射4時間後のHeavily T2画像と3D FLAIR画像を撮像し た。<BR>今回、Philips社製の3TMRI、3D FLAIR画像にて、メニエール病患者の前庭部 の内リンパ水腫の同定が可能であった。Siemens社製以外の機種を有する施設におい ても、内リンパ水腫の可視化ができる可能性を示す結果と考えられる。より精度の高 い撮像シーケンスについて、さらに検討を加えていく予定である。 |