研究者情報 | |
イチカワ ダイスケ
ICHIKAWA DAISUKE 市川大介 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | GLP-1受容体作動薬による糖尿病性腎臓病の腎保護効果とサルコペニア抑制効果の検討 |
会議名 | 第63回日本腎臓学会学術総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | 山田将平,田邉淳,小倉裕司,菅谷健,大畑敬一,永井義夫,市川大介,星野誠子,木村健二郎,柴垣有吾,池森敦子 |
発表年月日 | 2020/08 |
開催地 (都市, 国名) | 横浜 |
概要 | 2型糖尿病は, 糖尿病性腎臓病(DKD)に加え, サルコペニアを高率に合併する. 本研究では, GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)のDKDおよびサルコペニアに対する進行抑制効果を検証した.【方法】2型糖尿病モデルラット(SDT fatty rat)を用い, GLP-1RAを8〜16週齢の期間投与し, 16週齢で尿, 血清, 腎臓, 下肢骨格筋(ヒラメ筋、長趾伸筋)を採取した.【結果】GLP-1RA投与群では, 非投与群と比較し, 体重は同程度であったが, 有意な餌摂取量低下, 血圧低下, 血糖低下, 血清インスリン増加, 尿中マーカー(アルブミン, L-FABP, KIM-1)の低下を認めた. 腎組織では, GLP-1RA投与により, 糸球体硬化(PAS染色, type IVコラーゲン), 間質線維化(type Iコラーゲン)が有意に軽減され, eNOSリン酸化の低下が有意に抑制された, サルコペニアに関しては, 筋重量や筋横断線維面積(type 1, type 2bミオシン)は同程度であったが, 筋力はGLP-1RA投与により, 有意に高値であった.【結論】2型糖尿病において, GLP-1RAは, DKDおよびサルコペニアの進行を抑制する可能性がある. |