オガワ ユキヒサ   OGAWA YUKIHISA
  小川普久
   所属   医学部医学科 放射線診断・IVR学
   職種   登録医員(外部)
言語種別 日本語
発表タイトル 当院におけるデンバーシャントの治療成績
会議名 第9回緩和IVR研究会
主催者 菅原俊祐
学会区分 研究会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎和田慎司, 大森淳二, 橋本一樹, 森谷淳二, 小川普久, 濱口真吾, 三村秀文
発表年月日 2019/12/07
開催地
(都市, 国名)
東京
概要 目的:当院で施行した難治性腹水に対するデンバーシャント(Peritoneal venous shunt: PVS)について、有効性を後ろ向きに検討すること。
方法:対象は当院で施行した2014年8月から2019年3月までにPVSを留置した13症例(男性7名、女性6名、年齢中央値55歳)。原疾患は膵癌5例、肝癌3例、胃癌2例、乳癌2例、大腸癌1例。手技的成功(PVS留置の完遂)、臨床的成功(7日以上の症状緩和を有効とする)、30日内死亡、システム不全、PVS留置前の腹水濾過濃縮再静注法(Cell-free and concentrated ascites reinfusion therapy: CART)の施行について検討した。
結果:手技的成功13例(100%)、臨床的成功12例(92%)、30日内死亡例2例、システム不全8例(62%)(造影4例、交換5例、抜去2例[菌血症が原因])であった。PVS留置前のCART施行は6例(46%)であった。
結論:PVSの有効性は高いと考えられるが、メンテナンスを要する症例も多かった。