研究者情報 | |
タカス ユウイチ
TAKASU YUICHI 高須雄一 所属 医学部医学科 生理学(物理学) 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 大学1年生を対象とした「理数アンケート」の分析(主に数学と物理学との関連について) |
会議名 | 日本科学教育学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ・パネル(その他) |
発表者・共同発表者 | ◎高須雄一 |
発表年月日 | 2019/08/25 |
開催地 (都市, 国名) | 宇都宮市,日本 |
学会抄録 | 日本科学教育学会年会論文集 43,249 2019 |
概要 | 大学1年生の理科における学力の偏り,および大学初年次の理科の科目に起因する学力格差を調べるために,主に医学科の学生に対して,「理数アンケート」を実施した.この「理数アンケート」は全120問の正誤問題であり,数学,物理,化学,生物の4つの分野について,各々小学レベル,中学レベル,高校1年レベルの各カテゴリーから構成される.アンケートでは,高校で履修した科目(数学Ⅰから数学Cまでと物理・化学・生物)および受験で選択した科目(物理,化学,生物)も同時に回答させた.集計したデータは,受験選択科目を軸にして分析した.その結果,理科における学力の偏りは,小学時代からすでにその予兆が認められた.また,数学と物理との関連について分析した結果,明確な相関は認められなかった.すなわち,たとえ数学と物理とが学問上密接に関連していたとしても,学習者はそれを陽に認識していない可能性があることが示唆された. |