研究者情報 | |
キシロ サトシ
KISHIRO SATOSHI 木城 智 所属 医学部医学科 整形外科学 職種 登録医員(外部) |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 中年者の変形性膝関節症に伴う内側半月板損傷に対し鏡視下半月板縫合術と高位脛骨骨切り術を一期的に施行した1例 |
会議名 | 第66回 関東整形災害外科学会 月例会 |
主催者 | 日本医科大学 整形外科学教室 |
学会区分 | 地方会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎葛西亨, 植原健二, 木城智, 皆川直毅, 内野彩, 仁木久照 |
発表年月日 | 2017/09/23 |
開催地 (都市, 国名) | 東京 |
概要 | 当科では中年者の内側半月板(以下MM)損傷に対し積極的に縫合を行っているが, すでに変形性膝関節症(以下膝OA)のあるMM損傷に対して縫合単独で良好な成績が得られるかは疑問である. 今回は中年者の膝OAに伴うMM損傷に対し一期的に鏡視下MM縫合術とHTOを施行した1例を経験した.
症例は52歳女性.左膝痛を自覚され前医を受診. 膝OAとMM損傷の診断にて保存加療するも改善なく当院へ紹介となった. 内側型の膝OAで, %MA26%で内反変形を呈していた. MRIにて内側半月板の後節で水平断裂し軟骨の菲薄化も認めていた. MM縫合単独では効果不十分と考え,MM縫合とHTOを同時に施行した. 内反変形を呈した膝OAに伴うMM損傷に対して, HTOの併用は有効であると考える. ただしHTOの併用は侵襲も大きくなりMM縫合単独に比べ患者への負担がかかるため, 活動性が高くと希望の強い場合に行うべきと考える. |