研究者情報 | |
サクラダ ツトム
SAKURADA TSUTOMU 櫻田 勉 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 小児の感染性心内膜炎にて多臓器不全を呈したがCHDFを含めた集学的治療によって救命しえた一例. |
会議名 | 第61回日本透析医学会学術集会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎岡本岳史, 末木志奈, 岡田絵里, 横田啓, 櫻田勉, 柴垣有吾 |
発表年月日 | 2016/06/11 |
開催地 (都市, 国名) | 大阪市 |
学会抄録 | 日本透析医学会雑誌 49(Suppl.1),782 2016 |
概要 | 【症例】5歳 女児
【現病歴】ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群で当院小児科外来通院。入院7日前より感冒症状が出現。入院6日前より蛋白尿が持続し、入院2日前に当院小児科にてネフローゼ症候群の再発の診断にてPSL増量され帰宅。入院当日に意識障害をきたし多発脳梗塞と左下肢の横紋筋融解症の診断にて緊急入院となった。 【入院後経過】脳梗塞の原因検索のUCGにて僧房弁に疣贅を指摘。感染性心内膜炎の診断にて同日僧房弁疣贅摘除術と抗生剤で治療を開始。術後より乏尿となり体液過剰と呼吸不全を認めた。利尿薬の反応も乏しく入院第3病日よりCHDFを開始。第9病日に離脱。その後、全身状態改善し第10病日に抜管。第33病日にネフローゼ症候群寛解。その後のリハビリで歩行可能な状況まで全身状態改善し退院となった。 【考察】小児の感染性心内膜炎にて多臓器不全を呈したがCHDFを含めた集学的治療によって救命しえた一例を経験した。文献学的考察を加えて報告する。 |