研究者情報 | |
サクラダ ツトム
SAKURADA TSUTOMU 櫻田 勉 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | CPA蘇生後PCPS、CHDFなど集学的治療を行い2カ月後に透析離脱まで腎機能が回復した一例. |
会議名 | 第61回日本透析医学会学術集会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎末木志奈, 足利光平, 川田敦美, 大平健弘, 横田啓, 佐藤浩司, 岡本岳史, 櫻田勉, 明石嘉浩, 柴垣有吾 |
発表年月日 | 2016/06/12 |
開催地 (都市, 国名) | 大阪市 |
学会抄録 | 日本透析医学会雑誌 49(Suppl.1),782 2016 |
概要 | 【症例】46歳男性。いままで健診にて腎機能障害の指摘はされていない。8月上旬に急性心筋梗塞にて救急搬送となり、PCIを施行した。10日後VFとなり、心肺蘇生でも改善なくPCPS、IABPを装着した。その後無尿となり、CHDFを開始した。10日後PCPSは離脱できたものの無尿は継続していた。約1カ月後から自尿が再開し、第38病日から間欠的血液透析へ移行した。徐々に自尿も増え約2カ月で血液透析を離脱し、その後利尿薬も減量可能となった。4カ月後には歩行も可能となり、Cre1.2mg/dlまで改善し退院となった。
【考察】低血圧も持続し無尿期間も長く、EF5%まで低下しており、心肺機能を優先する治療であったため、腎機能の回復は困難な状況が予想された。しかし、早期から腎臓内科医が介入し、透析離脱のみならず、CKDG3まで改善を認めたため、報告する。 |