研究者情報 | |
サクラダ ツトム
SAKURADA TSUTOMU 櫻田 勉 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 腹膜透析中止後の大量腹水に対して腹腔洗浄が有効であった1例. |
会議名 | 第61回日本透析医学会学術集会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎金城永幸, 櫻田勉, 渡邉詩香, 小島茂樹, 内田大介, 岡本岳史, 柴垣有吾 |
発表年月日 | 2016/06/10 |
開催地 (都市, 国名) | 大阪市 |
学会抄録 | 日本透析医学会雑誌 49(Suppl.1),684 2016 |
概要 | 【症例】61歳女性。腎硬化症による末期腎不全のため2003年腹膜透析(PD)導入、2011年7月長期PD歴と反復性出口部感染を認めたため血液透析に移行。2012年2月腹部CTで大量の腹水が認められたため被嚢性腹膜硬化症を疑い、ステロイド20mg/日を開始した。しかし腹水は減少せず、同年9月にPDカテーテルを再挿入し連日腹腔洗浄を開始したところ2013年1月には腹水が消失した。2013年7月カテーテル抜去、2014年5月にステロイドを中止し、現在まで腹水の再貯留なく経過している。
【考察】長期PD施行例ではPD中止後の短期間での腹部CTによる腹水の評価が重要と考えられた。また、本症例ではステロイド抵抗性の大量腹水に対し、腹腔洗浄の併用が有効である可能性が示された。 【結論】PD中止後の大量腹水に対しステロイドと腹膜洗浄の併用にて腹水が消失した症例を経験した。 |