研究者情報 | |
サクラダ ツトム
SAKURADA TSUTOMU 櫻田 勉 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 当院における小児の急性血液浄化療法の現状. |
会議名 | 第61回日本透析医学会学術集会 |
主催者 | 日本透析医学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎川田敦美, 末木志奈, 北見美穂, 岡田絵里, 大平健弘, 岡本岳史, 佐藤浩司, 櫻田勉, 柴垣有吾 |
発表年月日 | 2016/06/11 |
開催地 (都市, 国名) | 大阪市 |
学会抄録 | 日本透析医学会雑誌 49(Suppl.1),783 2016 |
概要 | 【目的】当院における小児の急性血液浄化療法の現状を把握し,問題点と改善点を抽出する.
【方法】2000年から2015年までに当院で施行した15歳以下のCHDF症例を年齢,原疾患,適応,透析処方,転帰で後ろ向きに検討した. 【結果】症例は9症例,男児4名,女児5名,年齢1歳未満は2名であった.原疾患は代謝疾患はなく,血液疾患(特に悪性腫瘍)が多い傾向にあった.導入理由は複合的要因であったが,敗血症性ショックや体液過剰合併例が多かった.転帰は9例中6例が死亡であった.急性血液浄化療法開始当初は障害が大きく症例も少なかったものの,経験を積むことによってより迅速な治療介入が可能となった. 【考察】小児専門ではない多くの病院では当院のように小児科と腎臓内科が連携して小児血液浄化を行っている現状があり,小児専門病院とは適応疾患や患者背景もやや異なっていた.今後救命率を上げ残腎機能を温存できるよう,連携を取り経験をさらに増やしていく必要がある. |