マチダ シンジ   MACHIDA SHINJI
  町田慎治
   所属   医学部医学科 腎臓・高血圧内科
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル 透析患者におけるArterial Verocity IndexとArterial Pulse indexの検討.
会議名 第59回日本腎臓学会学術総会
主催者 日本腎臓学会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎町田慎治, 大石大輔, 松井勝臣, 今井直彦, 白井小百合, 柴垣有吾
発表年月日 2016/06/18
開催地
(都市, 国名)
横浜市
概要 近年、血圧測定時に血圧脈波を解析するオシロメトリック血圧測定器が開発され、より簡易に日常血圧測定時の血圧脈波からArterial Verocity Index(AVI)、Arterial Pulse volume Index(API)などの動脈硬化の指標が測定可能となり、有用性が報告されている。しかし、これまで透析患者におけるAVIやAPIの報告は少ない。今回我々は、当院外来通院中のPD患者とHD患者に対しAVI・APIの測定、比較検討を行った。対象は、2013年7月から2015年12月に当院外来通院されているHD患者19名(年齢 73±9歳、男性12名、糖尿病6名、透析継続期間 20±35ヶ月)およびPD患者9名(年齢 68±11歳、男性6名、糖尿病3名、透析継続期間 12±17ヶ月)とした。AVI・APIの測定には志成データム社 AVE-1500 PASESAを使用した。PD患者における、AVI・APIは、それぞれ23.2±2.8, 27.1±9.0、またHD患者におけるAVI・APIは、それぞれ34±9.2, 37.9±7.9であった。(p= 0.004, p= 0.002). PD患者において、APIは収縮期血圧 (r= 0.98, p= 0.001)と有意な正の相関を認めた。また、HD患者においてAVIは BNP(r= 0.84, p= 0.001)と、 APIは収縮期血圧(r= 0.75, p= 0.001)と有意な正の相関を認めた。簡易に動脈硬化の評価が可能なオシロメトリック血圧測定器は、透析患者においても有用な検査法となると考えられる。