研究者情報 | |
イマイ ナオヒコ
IMAI NAOHIKO 今井直彦 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 大腿静脈非カフ型カテーテル留置による牽引性下腹壁動脈出血を来した一例. |
会議名 | 第61回日本透析医学会学術集会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎町田慎治, 松井勝臣, 大石大輔, 今井直彦, 白井小百合, 柴垣有吾 |
発表年月日 | 2016/06/10 |
開催地 (都市, 国名) | 大阪市 |
学会抄録 | 日本透析医学会雑誌 49(Suppl.1),974 2016 |
概要 | 症例は60歳女性。乳癌に対し化学療法中。外来経過中に無尿を認め、化学療法に伴う急性腎不全と判断。右大腿静脈よりカテーテル留置し血液透析を行う方針とした。非カフ型トリプルルーメンカテーテル(Argyleヘモフィルトレーションカテーテル 12Fr 25cm)を用い、USガイド下に行い問題なく挿入できた。しかし挿入直後から下腹部痛を訴え、腹部造影CTにて挿入部より中枢の右大腿動脈側枝に血管外漏出と後腹膜に血腫を認めた。カテーテル穿刺部から出血点は離れているが、カテーテル挿入に伴う動脈性出血と判断し緊急IVR施行。選択的血管造影で右下腹壁動脈からの出血と診断しコイル塞栓で止血。静脈内のカテーテルの真下に下腹壁動脈の出血を認め、静脈内カテーテルでの動脈牽引による出血と考えた。出血素因を合併する症例では大腿静脈からの穿刺を行うことが多いが、今回のような合併症を来たす可能性も考慮する必要があり、文献的な考察も含め症例を提示する。 |