研究者情報 | |
シバガキ ユウゴ
SHIBAGAKI YUGO 柴垣有吾 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 主任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 当院の血液透析患者における肺炎の臨床的検討. |
会議名 | 第61回日本透析医学会学術集会 |
主催者 | 日本腎臓学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎小波津香織, 小板橋賢一郎, 櫻田勉, 柴垣有吾 |
発表年月日 | 2016/06/11 |
開催地 (都市, 国名) | 大阪市 |
学会抄録 | 日本透析医学会雑誌 49(Suppl.1),564 2016 |
概要 | 【目的】透析患者では非透析患者に比べて肺炎の頻度は多く死亡率も高いと考えられているが、起因菌や予後について検討された報告は国内では少ない。したがって透析患者における肺炎の臨床的特徴を明らかにすることを目的とした。
【対象】2011年4月1日から2015年11月30日に通院血液透析患者で肺炎にて当院に入院した32症例について後ろ向きに検討した。 【結果・考察】男性28例、女性4例で平均年齢は75.6歳、導入後の透析歴は平均62.1ヶ月であった。15例が糖尿病を有していた。血液培養は全例で施行し3例で陽性、喀痰培養は24例で施行し9例で有意菌(肺炎球菌3例、Klebsiella 2例、BLNAR 1例、Moraxella 1例、緑膿菌1例、MSSA 1例)を認めた。初期抗菌薬は、PIPC/TAZが15例と最も多く、CTRX、ABPC/SBTが続いた。死亡例は4例であった。耐性菌陽性例において過去の抗菌薬投与歴や施設入所等の因子の関与は有意ではなく、狭域、広域抗菌薬のいずれの投与群においても予後に差を認めなかった。 |