オオオカ セイドウ   OHOKA SEIDO
  大岡正道
   所属   医学部医学科 リウマチ膠原病アレルギー内科
   職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル SLEに合併したMPO-ANCA陽性pauci-immune型半月体形成性糸球体腎炎の一例.
会議名 第45回日本腎臓学会東部学術集会
主催者 日本腎臓学会
学会区分 地方会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎横田 啓,石森 加奈,大岡 正道,長沼 司,岡崎,明子,山内 淳司,市川 大介,白井 小百合,柴垣 有吾
発表年月日 2015/10/02
開催地
(都市, 国名)
東京都
概要 62歳女性のSLE患者。腎機能はCr 0.81mg/dlと正常で、顕微鏡的血尿、1.9g/gCrの蛋白尿を認めたため、ループス腎炎と考え、病勢評価のため腎生検を行う方針となった。精査の過程でMPO-ANCA 81.6U/mL(基準値 0-3.5U/mL)と陽性であった。腎生検の結果は、免疫染色は全て陰性であり、pauci-immune型半月体形成性糸球体腎炎の所見であった。多発単神経炎と間質性肺炎を合併しており、顕微鏡的多発血管炎と診断した。SLE患者において、MPO-ANCA陽性pauci-immune型半月体形成性糸球体腎炎を発症した症例は報告されておらず、SLEに偶発的に顕微鏡的多発血管炎を合併したと考えられた。SLE患者における蛋白尿・顕微鏡的血尿ではループス腎炎以外の疾患も鑑別に挙げる必要があると考えられた。