研究者情報 | |
シバガキ ユウゴ
SHIBAGAKI YUGO 柴垣有吾 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 主任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 高尿酸血症性腎障害におけるTopiroxostatの腎保護作用の検討ー尿中L-FABPを使用して. |
会議名 | 第58回日本腎臓学会学術総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎池森(上條)敦子、菅谷健、星野誠子、久道三佳子、平田和明、木村健二郎、柴垣有吾 |
発表年月日 | 2015/06/06 |
開催地 (都市, 国名) | 名古屋 |
学会抄録 | 日本腎臓学会会誌 57(3),487 2015 |
概要 | 目的】本研究は、高尿酸血症性腎障害におけるTopiroxostatの腎保護作用を明らかにする事を目的とする。【方法】アデニン含有食投与により発症する高尿酸血症性腎障害モデルを使用した。尿細管マーカーである尿中L-FABPを腎障害の評価指標として使用するため、野生型マウスの腎臓にはL-FABPが発現していない事から、ヒトL-FABP 遺伝子導入マウスを用いた。無治療群、アデニン含有食投与2週間後よりTopiroxostat(1および3 mg/kg)を4週間混餌投与した群,陽性対照群としてFebuxostat(3 mg/kg)を同期間混餌投与した群の4群で検討した。【結果】無治療群では、著明な腎機能低下(BUN,Crの上昇)、広範囲の尿細管間質障害、著明な尿中L-FABPの上昇が認められた。Topiroxostat投与群および陽性対照群は、無治療群と比較し、有意に腎機能障害、尿細管間質障害、尿中L-FABP排泄は抑制された。さらに、Topiroxostat投与群は、陽性対照群と比較し、尿中L-FABP排泄および尿細管間質障害が軽減される傾向にあった。【結論】Topiroxostatは、アデニン誘発性腎障害を軽減し、腎保護的に作用した。また、その保護効果は、Febuxostatと同等以上であることが示唆された. |