研究者情報 | |
シバガキ ユウゴ
SHIBAGAKI YUGO 柴垣有吾 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 主任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 血栓性血小板減少性紫斑病の腎予後についての検討. |
会議名 | 第58回日本腎臓学会学術総会 |
主催者 | 日本腎臓学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎山内 美樹,谷澤 雅彦,佐藤 浩司,内田 大介,岡崎 明子,白井 小百合,櫻田 勉,柴垣 有吾 |
発表年月日 | 2015/06/06 |
開催地 (都市, 国名) | 名古屋市 |
学会抄録 | 日本腎臓学会誌 57(3),549 2015 |
概要 | 【背景】血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)は溶血性尿毒症症候群と比べ、腎機能障害は軽度であるとされているが、TTPの急性腎障害後の腎予後に関しては明確にされていない。【目的・方法】2005年4月から2014年6月までに当院でTTPと診断され、血漿交換(PE)を施行した症例の入院時と3ヶ月後の腎機能を比較した。TTPはADAMTS13活性著減とinhibitor陽性を以て診断した。【結果】症例は男性2例、女性2例の合計4例で、年齢は55.0±24.1歳であった。TTP診断時のeGFRは平均46.6±25.4であった。治療は1例でPEのみ施行、3例がPEに加えステロイドが投与され、rituximabは1例のみ使用された。3ヶ月後の転帰は死亡1例、残り3例はPEを離脱した。死亡例を除く3例の3ヶ月後のeGFRは平均73.0±4.35であった。TTP発症前のベースラインの腎機能が判明している3名での解析では、発症前、診断時、3ヶ月後で比較すると、平均eGFRは75.3±15.1、39.0±24.9、73.0±4.35とベースラインに改善していた。【考察】TTPによる急性腎障害は適切な治療により発症前の腎機能に改善する。 |