研究者情報 | |
シバガキ ユウゴ
SHIBAGAKI YUGO 柴垣有吾 所属 医学部医学科 腎臓・高血圧内科 職種 主任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 治療経過中に非ホジキンリンパ腫を合併したループス腎炎の一例. |
会議名 | 第44回日本腎臓学会東部学術大会 |
主催者 | 日本腎臓学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎黒屋紗也香, 冨永直人, 今井直彦, 井上靖之, 山崎宜興, 白井小百合, 柴垣有吾, 木村健二郎 |
発表年月日 | 2014/10/24 |
開催地 (都市, 国名) | 東京 |
概要 | 【背景】免疫不全は非ホジキンリンパ腫(NHL)発生のリスク因子として知られているが、自己免疫性疾患はその一つである。一方で、自己免疫性疾患に対する治療としての免疫抑制療法そのものも、NHLとの関連が示唆されている。
【症例】50歳男性。平成23年11月ループス腎炎IV-G(A/C)型+V型の診断にて、mPSLパルスおよびIVCY(総投与量2000 mg)施行。後療法のPSLに加え、平成24年5月よりMMF 1000 mg/日開始。その後、同年11月より1500 mg/日、平成25年9月より2000 mg/日に増量していた。経過中、uPro 1.5-2 g/gCr、sCr 0.85-0.95 mg/dLにて推移していた。平成26年1月に入り、腹部膨満感、熱発および盗汗を認め近医受診したところ、右上腹部に腫瘤を触知したため当院紹介。sCr 1.32 mg/dLに増加、またLDH 459 U/L、sIL-2r 21000 U/mLと高値を示し、CTにて右水腎症が疑われ、右腎周囲腫瘤および腹腔内に多発リンパ節腫大を認めた。開腹リンパ節生検を施行し、瀰漫性大細胞型B細胞性リンパ腫と確定診断にいたり、Rituximab併用CHOP療法を開始した。本症例の臨床経過を提示し、文献的考察を踏まえ報告する。 |