ナカムラ ハルヒコ   NAKAMURA HARUHIKO
  中村治彦
   所属   医学部医学科 呼吸器外科
   職種   客員教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
招待論文 招待あり
表題 気胸における術後再発予防としての壁側胸膜部分切除術
掲載誌名 正式名:日本気胸・嚢胞性肺疾患学会雑誌
ISSNコード:13456253
掲載区分国内
巻・号・頁 13(3),180-183頁
著者・共著者 望月篤, 長田博昭, 多賀谷理恵, 新明卓夫, 安藤幸二, 佐治久, 栗本典昭, 中村治彦
担当区分 最終著者
発行年月 2014/03
概要 1974年2月から2012年5月までに当院で手術を施行した原発性自然気胸823例960側を対象とした.肺側処置に加え壁側胸膜部分切除を標準術式とするようになった1978年12月以降併施例は598例で,その手術時年齢は20歳代が最多であった(11~80歳,中央値25歳).併施群の内訳は開胸307例,鏡視下291例であった.術後再発率は開胸,鏡視下共に併施群で低値であり{3.3%vs.9.8%(p=0.069),11.0%vs.17.2%(p=0.036)},術後再発予防に寄与していた.しかし,鏡視下・非併施群でも臓側胸膜をPGAシートで被覆した群の再発率は7.1%と,有意差はないものの鏡視下・併施群より低値を示した(p=0.540).鏡視下群再手術29例中11例(37.9%)では縫合部にブラ新生を認め,臓側胸膜の被覆・補強が再発防止に効果的と推測された.