ハシモト カズキ   HASHIMOTO KAZUKI
  橋本一樹
   所属   医学部医学科 放射線診断・IVR学
   職種   講師
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 X線およびCT上所見に乏しかったため診断に苦慮した気管支動脈肺動脈瘻大量喀血の1例
掲載誌名 正式名:日本呼吸器学会誌
巻・号・頁 3(4),558-562頁
著者・共著者 吉田 喜子, 下村 巌, 飯岡 義教, 藤本 肇, 橋本一樹, 吉田 康秀
担当区分 最終著者
発行年月 2014/07
概要 症例は70歳、男性。喀血を主訴に沼津市立病院呼吸器内科を受診した。入院時の胸部X線、胸部造影CTでは特記すべき異常所見は認められなかった。気管支鏡では気管内腔内に血液の付着を認めたが、出血源は同定できなかった。経過中に大量喀血を複数回にわたり繰り返したため、気管支動脈造影を施行したところ気管支動脈末梢と肺動脈に交通を認め、気管支動脈肺動脈瘻の診断に至った。塞栓後は再喀血なく経過した。CTで異常所見のない喀血例においても気管支肺動静脈瘻の可能性を考慮し、早期に気管支動脈造影を行うことが重要であると考えられた。