研究者情報 | |
タカス ユウイチ
TAKASU YUICHI 高須雄一 所属 医学部医学科 生理学(物理学) 職種 講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 医科大学1年生に対する「統計教育」の実践報告 |
掲載誌名 | 正式名:日本科学教育学会年会論文集46 ISSNコード:21863628/24332925 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 46,169-170頁 |
著者・共著者 | 高須雄一 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2022/09 |
概要 | 医学部1年生向けに,統計処理課題を含む基礎科学実習を設計し実施した.実習で得られる計測データは約120名の受講生全員の身体計測データである.計測したデータの意味を的確に理解するためには,適切な統計処理が必要になるように設計した.同時に,受講生に対して統計用語の認知度調査,および統計を扱う上での意識調査を複数回実施した.統計用語の認知度はおおむね高い水準であり,高等学校での統計教育が成功していると推測できた.第1回目の調査で低い認知度を示した用語は,大量データを統計処理する実習を実施した後の調査で認知度向上が認められた.統計結果と実験考察との関連に関する意識調査では統計に対する意識の向上が認められた.「考察には統計結果が不可欠」と回答した受講生の割合が実習を経て上昇した.実習課題を設計する上で,適切に統計処理をしなければ計測データを読み取れないようにしたことが有意に作用したと考えている. |