キムラ ケンジロウ   KIMURA KENJIRO
  木村健二郎
   所属   医学部医学科 腎臓・高血圧内科
   職種   客員教授
論文種別 総説・解説
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
招待論文 招待あり
表題 【CKD合併高血圧のコントロバーシー 今、明らかにされるべきこと】 RA系阻害薬への併用はCa拮抗薬か利尿薬か(解説/特集).
掲載誌名 正式名:腎・高血圧の最新治療
掲載区分国内
巻・号・頁 2(4),222-227頁
著者・共著者 金城 永幸, 木村 健二郎
担当区分 最終著者
発行年月 2013/10
概要 Abstract:CKD(chronic kidney disease)における血圧コントロールはCKD進行抑制とCVD(cardiovascular disease)発症・進展抑制の観点から重要である。「高血圧治療ガイドライン2009」、および「CKD診療ガイド2012」において、尿蛋白陽性のCKDの降圧のためにはRA系阻害薬を第一選択薬とし、降圧目標は、130/80mmHg未満(CKD診療ガイド2012では130/80mmHg以下)とし、緩徐な降圧治療を推奨している。降圧目標が達成できない場合には、第二選択薬としてCa拮抗薬、サイアザイド系利尿薬、ループ利尿薬が推奨されている。Ca拮抗薬併用が望ましいのは、CVDハイリスク症例やIII度高血圧症例である。また、利尿薬が望ましいのは、体液過剰症例や塩分制限困難症例である。CKDステージG1~G3ではサイアザイド系利尿薬、CKDステージG4~G5ではループ利尿薬を用いることが推奨されている。CKDにおける降圧療法では、患者の病態をしっかり把握し、状況に合わせた降圧薬選択、降圧目標、降圧速度の調節が不可欠である。(著者抄録)