研究者情報 | |
セイケ ヒロキ
SEIKE HIROKI 清家大樹 所属 医学部医学科 解剖学(人体構造) 職種 助教 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 動物利用を介して構築される社会関係 ―ボリビア北部高地, ティワナク遺跡とその周辺遺跡を事例として― |
掲載誌名 | 正式名:筑波大学先史学・考古学研究 略 称:先史考古 ISSNコード:09180419 |
掲載区分 | 国内 |
出版社名 | 筑波大学歴史・人類学系 |
巻・号・頁 | (20),1-20頁 |
著者・共著者 | 清家大樹 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2009/03 |
概要 | 本稿の自的は,先スペイン織アンデス社会の複雑化について語る上で重要な要因である,アンデスの動物科用に関しての考察を行うことである。具体的には,リャマやアルパカといったラクダ科家畜の利用がどのように社会の複雑化に関係しているのかということを,ボリビア北部高地の先スペイン期テイワナク社会を事例として論じる。テイワナクでは,ラクダ科動物の利用として想定される3つの利用形態(肉の利用,獣毛利用,荷駄としての利用)が,単に生存経済としてだけではなく,それぞれが専業化し,多くの人々を介する一つのシステムとなることで,社会内部の再構築がなされていった。また,儀礼やリャマ・キャラバンを通じた交易関係により社会開の関係も再構築されていった。このように,テイワナクでは, 国家形成の段階において,ラクダ科動物の利用からも,人間同士の社会関係が榊築されていった可能性がある。 |
researchmap用URL | https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=83&item_id=25878&item_no=1 |