研究者情報 | |
アライ タケシ
ARAI TAKESHI 新井 猛 所属 医学部医学科 整形外科学 職種 臨床教授 |
|
論文種別 | 総説・解説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | インピンジメント症候群 病態と治療 |
掲載誌名 | 正式名:Orthopaedics ISSNコード:09148124 |
巻・号・頁 | 27(10),73-78頁 |
著者・共著者 | 新井猛 |
発行年月 | 2014/09 |
概要 | 肘関節のインピンジメント症候群は肘伸展時の肘頭と肘頭窩で生じ,骨棘形成から遊離体にいたる。肘伸展,屈曲を繰り返す投球動作を主体としたスポーツ障害として発症する症例が多くみられる。また,肘外側部痛症候群の代表的疾患としては上腕骨外側上顆炎があげれるが,保存療法に抵抗し難治性の症例では関節内病変である滑膜炎や腕橈関節の滑膜ひだが病態に関与している症例がみられる。滑膜ひだは肘伸展に伴い腕橈関節後方でインピンジされることにより疼痛が誘発される場合は滑膜ひだ障害として治療対象となる。画像診断では単純X線以外に3DCTやMRIは必須と考える。いずれの疾患でも保存療法に抵抗する例は,関節鏡下手術が有用である。 |