研究者情報 | |
オガワ ユキヒサ
OGAWA YUKIHISA 小川普久 所属 医学部医学科 放射線診断・IVR学 職種 登録医員(外部) |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 特発性と考えられた孤立性肺動脈瘤に対して経カテーテル的動脈塞栓術を施行した1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本血管外科学会雑誌 ISSNコード:09186778 |
巻・号・頁 | 23(6),923-926頁 |
著者・共著者 | 小川普久, 濱口真吾, 村上健司, 荒井保典, 橋本一樹, 藤塚進司, 千早啓介, 原口貴史, 中島康雄 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2014/10 |
概要 | とくに誘因のない特発性の肺動脈瘤は非常に稀な疾患とされており、その自然経過は不明な点が多い。しかし、破裂すると致死的となり得るため、診断がつき次第、病因や瘤サイズ、症状の有無にかかわらず治療適応とすべきとの報告もある。症例は60代、女性。14年前の健診にて指摘された左肺動脈瘤の増大傾向を認めたため、経カテーテル的動脈塞栓術(transcatheter arterial embolization;TAE)の方針となった。動脈瘤のサイズはφ15×12mm大で1本の流入動脈と2本の流出動脈を認めた。TAEは流出動脈と流入動脈をコイル塞栓し、あきらかな合併症なく手技を終了した。本法は外科的切除術に比し低侵襲で、有用な治療選択の一つになると考えられた。 |